PDFのページが横向きになってしまう原因

PDFファイルの一部のページだけ向きが異なっていたり、横向きになっていたりすることがあります。主な原因は以下のとおりです。

  • スキャナーで取り込んだ書類が横向きになる:原稿の向きを誤ってセットした場合や、自動送り装置(ADF)で向きが揃わなかった場合に発生します
  • 複数ページPDFの一部だけ向きが異なる:縦向きの書類と横向きの書類を1つのPDFにまとめると、ページごとに向きが混在します
  • 設計図面・間取り図などA3横向きのページが混在する:A4縦の書類にA3横の図面が挿入されるケースは実務で頻繁に発生します
  • 重要事項説明書の添付資料が横向きになるケース:不動産取引では、登記簿謄本や測量図など横向きの書類が添付されることが多く、PDFにまとめると向きが揃わないことがあります

いずれの場合も、PDFのページを回転して正しい向きに直し、その状態で保存する必要があります。

Adobe Reader無料版で回転を保存できない理由

PDFを閲覧するために多くの方がAdobe Acrobat Reader(無料版)を利用していますが、このソフトには回転を保存する機能がありません

Adobe Acrobat Readerは閲覧専用のPDFビューアです。メニューから「表示→ページを回転」で表示上の向きを変えることはできますが、回転した状態でファイルを保存することはできません。回転を保存するには、上位版のAdobe Acrobat Pro(有料・月額制)が必要です。

頻繁にPDFを編集する場合はAdobe Acrobat Proの導入が選択肢になりますが、回転して保存するだけであればブラウザツールで対応できます。

補足 Adobe Acrobat Readerで「表示→回転」を行っても、保存するとページの向きが元に戻ります。これは回転が「表示設定」として一時的に適用されているだけで、PDF自体のページ情報は変更されていないためです。

ブラウザでPDFを回転して保存する手順(3ステップ)

当サイトのPDF回転ツールを使った手順を紹介します。

  1. 1
    PDFファイルを選択またはドロップ ツールを開き、「ファイルを選択」ボタンをタップするか、PDFファイルをドロップエリアにドラッグ&ドロップします。読み込みが完了すると、各ページのサムネイルが一覧表示されます。
  2. 2
    サムネイル一覧で回転したいページの回転ボタンを押す 各ページのサムネイルの下に右回転・左回転ボタンがあります。向きを変えたいページの回転ボタンを押してください。サムネイルがリアルタイムで回転するので、正しい向きになっているか確認できます。
  3. 3
    「回転して保存」ボタンをクリック 回転の設定が完了したら、「回転して保存」ボタンをクリックします。回転が適用されたPDFが自動的にダウンロードされます。

PDFのページを回転して保存する

ブラウザだけで完結。ファイルはサーバーに送信されません。

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1ページだけ回転する方法

「10ページの書類のうち、3ページ目だけ横向きになっている」といった場合でも、特定のページだけを回転できます。

PDFを読み込むとすべてのページがサムネイルグリッドとして表示されます。回転が必要なページのサムネイルだけ回転ボタンを押し、それ以外のページはそのままにしておきます。「回転して保存」ボタンを押すと、回転を指定したページだけが回転された状態で保存されます。

不動産の実務では、重要事項説明書の本文は縦向き、添付の測量図や公図は横向きという混在パターンがよくあります。このような場合に、横向きのページだけを90°回転させて向きを統一することができます。

180°・270°回転する方法

ページが上下逆(180°回転が必要)の場合や、左に90°回転させたい(270°)場合にも対応しています。

回転角度操作方法
90°(右)右回転ボタンを1回
180°右回転ボタンを2回(または左回転2回)
270°(左)左回転ボタンを1回
全ページ一括「すべて右回転」「すべて左回転」ボタン

右回転ボタンを押すたびに90°ずつ右に回転し、2回押すと180°、3回押すと270°になります。左回転ボタンも同様です。

全ページの向きを一括で変えたい場合は、「すべて右回転」または「すべて左回転」ボタンを使うと、すべてのページをまとめて回転できます。スキャナーで取り込んだ書類が全ページ横向きになっている場合などに便利です。

スマホでPDFを回転する場合の注意点

PDF回転ツールはiPhone・AndroidのSafari・Chromeからも利用できます。出先で受け取ったPDFの向きをすぐに直したい場合にも対応しています。

ただし、スマホで利用する場合は以下の点に注意してください。

  • ページ数の多いPDFはサムネイル生成に時間がかかる場合があります。読み込み中は画面をそのまま待ってください
  • 大容量のPDF(数十MB以上)は、スマホのメモリ上限に達して処理できない場合があります。大きなファイルはPCからの利用を推奨します
  • スマホの画面幅ではサムネイルが小さく表示されるため、細かい内容の確認はPCのほうが見やすくなります
ポイント 数ページ程度のPDF(契約書・見積書など)であれば、スマホからでも問題なく回転・保存できます。ページ数が多い図面集や資料集は、PCから処理するほうが確実です。

まとめ

PDFのページ回転と保存について、ポイントを整理します。

  • Adobe Acrobat Reader(無料版)では回転を保存できない:表示上の回転はできますが、保存するとページの向きが元に戻ります。回転を保存するにはAdobe Acrobat Pro(有料)が必要です
  • ブラウザツールならソフト不要で回転・保存が可能:PDFを読み込み、回転したいページを選んで保存するだけの3ステップで完了します
  • 1ページだけの回転にも対応:サムネイルグリッドで対象ページだけを回転でき、混在PDFの修正に適しています
  • ファイルはサーバーに送信されない:すべての処理がブラウザ内で完結するため、ファイルが外部に送信されることはありません

PDFのページを回転して保存する

ブラウザだけで完結。ファイルはサーバーに送信されません。

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